センターが取り組む主なSDGs
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中央アジア等における国際開発協力
【活動概要】
中央アジアを事例にして、効果的な開発協力の取り組みを考察しています。中央アジアは乾燥地にあり、1991年にソ連邦解体の際に独立しました。それ以来、日本政府は国造りや人づくりの支援をしています。
【中央アジアの事例】
アムダリア川の上流にあるタジキスタンは1990年代に内戦があり、今も多くの開発課題を抱えます。そこで、タジキスタン科学アカデミーと現地に適合した開発のあり方について共同研究を進めています。また、下流に位置するウズベキスタンは、国土の70%が乾燥・半乾燥地域であり、近年は乾燥地が拡大し、深刻な課題となっています。そこで、サマルカンド国立大学と2023年2月に学術交流協定を締結し、今後の共同研究を検討しています。
【砂漠化等への対応】
干ばつが多発し水不足が深刻化するモロッコから、かんがい技術者を受け入れています(JICAからの「節水かんがいシステム普及研修」を受託)。ラッキョウで有名な福部土地改良区を訪ね、農家組合員の「責任感」が維持管理活動に重要なことなど、農民参加による水利組合の強化等について、鳥取の事例を学びました。
研究代表者:飯田次郎