Tottori University

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センターが取り組む主なSDGs

  • 陸域生態系の炭素循環に関する研究



【活動概要】
 陸域生態系における二酸化炭素(CO2)の吸収と排出や、その環境因子(温度や土壌水分)への応答特性の把握は、温暖化を含む将来の気候変動を予測する上でも重要です。それらを明らかにするために、下記の研究に取り組んでいます。

1.モンゴルの草原生態系におけるCO2の吸収と排出に対する温暖化や放牧の影響評価
 乾燥地における草原生態系の劣化は、砂漠化につながります。また、生態系におけるCO2の吸収や排出は、その生態系の生産性に関する一つの指標となり得ます。そのため、モンゴルにおける複数の草原生態系を対象として、土壌から排出されるCO2(土壌呼吸)に対する放牧の影響評価や、CO2の吸収と排出に対する温暖化の影響評価に取り組んでいます。
 
2.海岸砂丘におけるCO2吸収と排出の時空間変動に関する研究
 海岸砂丘は、CO2の吸収と排出に関する知見が不足している生態系の一つです。そのため、海岸砂丘を対象として、土壌呼吸や海浜植物のCO2吸収に関する観測研究を行っています。また、それらCO2の吸収と排出に関する季節変化および温度や土壌水分の変化に対する応答特性を研究しています。



研究代表者:寺本 宗正




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