Tottori University

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センターが取り組む主なSDGs

  • 乾燥地において乳牛の生産性向上とメタン排出抑制とを両立させる飼養改善策の開発



【概要】
 人為的活動による温室効果ガス排出の15%が畜産起源です。畜産分野での温室効果ガス排出削減対策では、反芻家畜の消化管内発酵からのメタン排出の抑制が重要であり、こうした排出量の抑制が、家畜のエネルギー収支の改善を通じて生産性の向上にも寄与することとなります。

本研究では、地球温暖化によって拡大が懸念される乾燥地において、資金面でも適用可能な手法でメタン排出量を計測し、生産性向上とメタン排出抑制の双方で有利な飼養形態(放牧、舎飼い)や飼料配合を提案し、これら乾燥地で深刻化する過放牧の抑制にも貢献することを目指します。

これまでに、レーザー式メタン濃度検知器による反芻家畜からのメタン排出量計測法の検証を中国(蘭州大学)で行ないました。同計測法を用いて、各種飼料による乳牛からのメタン排出量と生産性(乳量)の比較試験をエチオピア(アムハラ州立農業試験場)にて実施しています。



研究代表者:小林伸行




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