センターが取り組む主なSDGs
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植物の耐塩性機構の解明
【概要】
土壌の塩類集積は、世界の農業生産に大きな影響を及ぼしています。植物の耐塩性機構を解明することで、塩に強い植物の作出、塩類集積土壌に相応しい農耕技術の開発、塩分濃度の高い荒れた土地の農地利用などに繋がります。
これまで、ダイズ、メロン、トマト、コムギ、ホウレンソウなどの作物について、植物生理学の側面から、特に植物の地上部について研究を進めてきました。研究の結果を見ると、ほとんどの作物は、その耐塩性には根が重要な役割を果たしていることが分かりました。
現在、土壌中の塩分と直接コンタクトし、また、地上部への輸送の通路になっている根について調査しています。
研究代表者:安 萍