Tottori University

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センターが取り組む主なSDGs

  • 植物成長の数値モデルと天気予報 を利用した灌漑水量の決定



【活動概要】
 植物成長の数値モデルと天気予報を組み合わせ、純収入を最大化させる新しい灌水量決定法を提示しています。毎回の潅水量を最適化するため、次の灌漑までの蒸散量に比例する仮想収入の概念を導入しました。
 これまで砂丘圃場における6作のほか、ヨルダン、スーダン、チュニジア、モロッコで圃場実験を行い、水分モニタリングに基づく自動灌漑区と、新しい方法に基づく灌漑区とで純収入を比較することにより、後者の効果を検証しました。これまでのところ、多くの場合で提示された方法の方が自動灌漑区よりも高い純収入を与えることが示されています。 
 現在も「乾燥地植物資源を活用した耕作限界地における作物生産技術の開発」の下で国際乾燥地農業研究センター(ICARDA)モロッコ支所とスーダン農業研究機構(ARC)と共同で方法をさらに改良する実験を実施しています。


研究代表者:藤巻 晴行





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