センターが取り組む主なSDGs
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スーダンおよびサブサハラアフリカの乾燥・高温農業生態系において持続的に小麦を生産するための革新的な気候変動耐性技術の開発
【活動概要】
気候変動による温暖化や干ばつに直面するスーダンを主たる研究現場とし、乾燥・高温に耐性があり、高栄養・高品質なコムギ品種を分子育種技術で迅速に開発・普及させることを目的とした研究を行っています。
これまでの研究で開発した乾燥・高温耐性コムギ系統を材料とし、①耐性の遺伝様式と分子基盤の解明、②気候変動予測に対する成長モデル作成、③不良環境下でも栄養や品質の劣化しない系統の探索を行っています。
気候変動に適応するコムギ遺伝資源を開発・利用することにより、食糧危機が懸念されるこの地域に食料安全保障の道を開くことを目指します。
本研究は、平成31年度よりJST-JICAのSATREPSプロジェクトとして、採択・開始されたもので、スーダンの農業研究機構(ARC)と共同で実施しているものです。
研究代表者:辻本 壽