Tottori University

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センターが取り組む主なSDGs

  • 衛星データによる「風食性」に基づいた全球の土地劣化分布の抽出方法の提示と最近のトレンド



【概要】
 IPCCのAR5(気候変動に関する政府間パネル第5次報告書)によると、近年の気候変動、特に地球温暖化は乾燥地における気温上昇や降水量の減少に影響を与えるとしています。気候変動に伴う砂漠化を防ぐには現状の地表面の乾燥度を継続的に監視し、対策を立てる必要があります。
 砂漠化は乾燥地における土地劣化と定義されていますが、おおざっぱには土地劣化は「飛砂またはダストの発生=風食」という現象に集約されます。風食が植生や土壌水分の減少によって促進されることを鑑み、衛星から土地劣化の面積をモニタリングする方法を提示しました。
 本研究で提示する最新の土地劣化情報を日本から発信することは、UNCCD(国連砂漠化対処条約)に批准している日本にとって、科学的視点からの国際援助という点で重要です。


研究代表者:木村 玲二





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