Tottori University

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センターが取り組む主なSDGs

  • 黄砂発生の原因解明と黄砂数値モデルへの応用



【活動概要】
 日本では黄砂として知られるダスト粒子(土壌粒子)は乾燥地において強風(砂塵嵐)によって舞い上がり、細かい粒子は上空の風で長距離輸送されます。黄砂発生地では人や家畜の死亡・行方不明、建築物損壊などの気象災害的な被害をもたらします。日本のような発生域から離れた地域でも、アレルギー・呼吸器疾患の増悪等の健康被害が発生します。また、大気中に浮遊する黄砂粒子は放射過程・雲凝結過程を介して、気候に影響することが分かっています。砂塵嵐災害と健康被害の回避のため、また黄砂の気候への影響を評価するためには、黄砂数値モデルが必要ですが、現状では、世界のどのモデルも黄砂発生量の再現性が悪いことが分かっています。
 黄砂発生モデルの精度を上げるため、ゴビ砂漠(モンゴル)における観測、気象台データ等を用いた地域による黄砂発生原因解明を行い、これらの結果の数値モデルへの応用を行っています。


研究代表者:黒崎 泰典







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