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書籍「モンゴルにおける木材利用と森林後退」が出版されました。

このたび、書籍「モンゴルにおける木材利用と森林後退――19世紀末から20世紀前半の写真より」が遊文舎より出版されました。本書には乾燥地研究センター共同研究「古写真を用いた環境問題研究」(小長谷有紀・山中典和)の成果が盛り込まれています。出版にあたっては鳥取大学国際乾燥地研究教育機構Future Dryland プロジェクトからの支援を頂きました。

本書は草原の国モンゴルの別の顔として、森林や木材利用に焦点を当てた共同研究の成果です。新型コロナの感染拡大の中で行われた研究であり、モンゴルへの渡航がほとんどできない状況の中、100年前の古写真、文献、そして衛星画像等を駆使して行われたものです。編集は共同研究メンバーの若手研究者が行っています。
本書には100年前のモンゴルを写した貴重な写真や、当時の街並みや暮らしを描いた絵図が含まれています。草原ではなく、森林や木材利用という観点からの新しいモンゴル像を楽しんでいただければ幸いです。

本書は非売品ですが、少し残部があります。
特にご希望の方は連絡ください(締め切り3月末)。
担当:山中典和:yamanaka@tottori-u.ac.jp 


なお、本書に関連して、国立民族学博物館において、日本・モンゴル外交関係樹立50周年記念特別展「邂逅する写真たち~モンゴルの100年前と今」が開催されています。
本特別展の開催には鳥取大学乾燥地研究センター並びに鳥取大学国際乾燥地研究教育機構が協力しています。また、展示内容には乾燥地研究センターの共同研究成果が反映されています。
会期は2022年3月17日から5月31日までです。ぜひ訪れていただければ幸いです。
特別展について、詳しくは国立民族学博物館のホームページをご覧ください。