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合成開口レーダーを用い、南アフリカ共和国北西州におけるトウモロコシの生育ステージを評価しました。

SAR-based monitoring of maize phenology in North West province of South Africa
Reiji KIMURA, Masao MORIYAMA, Mitsuru TSUBO, Mokhele Edmond MOELETSI, Zaid Adekunle BELLO

Journal: Journal of Agricultural Meteorology

本研究では、南アフリカ北西州のトウモロコシ畑を対象に、人工衛星(Sentinel-1)に搭載されたSAR(合成開口レーダー)を使って、トウモロコシの生育状況をどこまで把握できるかを調べました。SARは、雲や雨の影響を受けずに観測できるため、天候に左右されずに農地を継続的に監視できることが大きな特徴です。その結果、播種、出芽、出穂、成熟といった重要な生育段階を高い精度で把握できることが分かりました。また、干ばつの年には収量が大きく減少し、その影響がSARの観測データにも表れることが確認されました。これらの結果から、SARは乾燥地域におけるトウモロコシの生育状況の把握や収量予測に役立つ技術であり、気候変動によって干ばつの影響が大きくなる地域で、農業管理や食料生産を支える有効な手法になることが期待されます。


研究対象地におけるSARによる土地被覆分類(2018年から2019年)。この図の場合、Class 2と3がトウモロコシ畑。



合成開口レーダーの各偏波(VHやVV)またはそれらの比を用いることで、トウモロコシの生育ステージを評価することが可能になりました。