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木村玲二教授が、日本農業気象学会「学術賞」を受賞しました。

2026年3月18日(水)、日本農業気象学会2026年全国大会(筑波大学 つくばキャンパス)において、木村玲二教授が「農業気象学的アプローチによる乾燥地の観測・モデリング・モニタリングと土地管理・砂漠化対策への展開」を評価され、日本農業気象学会「学術賞」を受賞しました。

【受賞内容】
木村教授は、中国、モンゴル、エジプト、トルコ、全球の乾燥地を対象に、圃場から流域・地域スケールにわたる熱・水収支の観点から砂漠化リスクの定量評価を行うとともに、土地劣化の衛星モニタリング手法の開発に取り組んできました。飛砂・黄砂の抑制に関する研究では、中国の河西回廊やモンゴルのステップ草原、ゴビ砂漠において長期的な熱・水収支およびCO₂収支観測を実施し、枯れ草による飛砂防止効果を世界で初めて実証するとともに、黄砂発生を抑制する植被率や土壌水分条件を明らかにしました。さらに、レキ被覆や植生形態が飛砂抑制に及ぼす影響を示し、発生源対策に関する重要な知見を提示しました。加えて、乾燥度指数に基づく衛星データ解析により、黄砂発生や風食的砂漠化地のモニタリング手法を開発し、乾燥地における黄砂発生ハザードマップの作成や砂漠化・干ばつモニタリング、緑化ポテンシャルの評価、草原維持計画への活用等を可能にしました。これら一連の研究成果は農業気象学分野の発展に寄与するとともに、応用的・実用的な学術価値を有するものとして高く評価されています。また、本学会における乾燥地研究の推進と若手研究者の育成への貢献も大きく、これらの業績が高く評価されました。

賞状と賞牌を手に


受賞記念講演