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一般公開と子ども向け実験イベント「きみもなろう!砂漠博士」を開催しました。

 7月20日(土)、乾燥地研究センター(乾地研)において、一般公開と子ども向け実験イベント「君もなろう!砂漠博士」を開催しました。暑い中、県内外から112名の方々に参加いただき、乾地研の施設、研究紹介を見学していただきました。
 今年の一般公開は、実験機器や実験室を巡る「キャンパスツアー」、スタンプラリー形式でレインアウトシェルター、気候変動チャンバー、デジタルマイクロスコープ、研究紹介コーナーを巡る「ぶらり乾地研」、展示室・ドーム見学、砂絵作りを開催しました。研究紹介では、坪教授が干ばつなどの気候リスクを乾燥地の農家が自分の意思で回避するシステム開発の研究について、黒崎教授が黄砂研究について解説しました。
 「きみもなろう!砂漠博士」では、石井孝佳准教授の指導のもと、「植物の呼吸!壱ノ型 ササゲ、弐の型 パールミレット」と題して、暑く乾燥し、やせた土壌でも育つマメ科のササゲ(C3植物)とイネ科のパールミレット(C4植物)の光合成の仕組みの違いの解説、レインアウトシェルターで栽培したササゲとパールミレットの観察、LI600とMIC100を用いた光合成速度の測定とデータ解析が行われました。これらを通じて、7名の小学生の参加者は乾燥地作物の生存戦略を学び、砂漠博士修了証が授与されました。
 以上のとおり現地開催の一般公開は終了いたしましたが、8月31日までWeb開催の一般公開を行っています。乾地研の施設、研究を紹介する動画、写真を公開していますので、以下のURLからご覧ください。


レインアウトシェルターにおいて、ササゲとパールミレットを観察する様子
(きみもなろう!砂漠博士)


レインアウトシェルターにおいて、ササゲとパールミレットの光合成速度を測定する様子
(きみもなろう!砂漠博士)


キャンパスツアーにおける実験室見学の様子


デジタルマイクロスコープの解説(ぶらり乾地研)


研究紹介コーナー(ぶらり乾地研)


展示室における砂絵作り