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劉佳啓元特命助教と木村玲二准教授の発明が特許を取得しました。

鳥取大学乾燥地研究センターの劉元特命助教と木村准教授が発明した「無指向飛砂量計測装置」により、鳥取大学が特許権を取得しました。この発明により、野外観測や風洞実験における飛砂の発生方位と高さ毎の飛砂量の同時測定が可能になりました。
飛砂現象を物理的に解明するには、地表面における飛砂の運動特性を詳細に検出する必要があります。本発明は、高精度の超音波センサーに使用されている圧電振動子を用いると共に、ポテンショメータとスリップリングの連動で風向記録の確保、および外部電源の供給が可能な設計になっています。そのため、鉛直方向の飛砂量を全方位で計測可能、且つ小型・軽量化のシステム実現に至りました。
本システムは、飛砂の現状をモニタリングし、風食の発生を防ぐための対策に資するデータを得ることを目的として発明されました。したがって、海外の乾燥地だけではなく、日本各地の砂丘における飛砂の問題を解決するために役立つと考えられます。





本発明の設置例(モンゴル・ホルド)