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丸善出版より「気候変動と乾燥地:研究の最前線から」を刊行しました。


 このたび、乾燥地研究センターでは、「気候変動と乾燥地:研究の最前線から(坪充・黒崎泰典・衣笠利彦編)」を丸善出版より刊行いたしました。
 本書は、文部科学省特別経費事業(2017~2021年度)「砂漠化地域における地球温暖化への対応に関する研究」の成果を軸に、地球規模の気候変動、乾燥地の課題と気候変動、乾燥地の放牧地生態系、および乾燥地農業について紹介したものです。本書では、地球温暖化の影響と対策についての解説はもとより、気候変動研究に携わる研究者の生の声をコラムとして載せています。
 IPCC第6次評価報告書では、人為起源により生じている気候変動は、すでに乾燥地を含む地球上のあらゆる地域で、熱波・干ばつといった気象及び気候の極端現象に影響を与えていることが明記されています。本書で示したように、今後も本センターは乾燥地における気候変動、その影響と対策の研究成果を発信していきます。本書を通して、乾燥地研究に興味を持っていただけると幸いです。

丸善HP (MARUZEN PUBLISHING)から購入できます。


-----目次-----
第1章 地球規模の気候変動 
1-1 気候変動とその影響
1-2 気候変動への適応 
1-3 国際社会の動向
第2章 乾燥地の課題と気候変動 
2-1 乾燥地の重要性
2-2 乾燥地の資源
2-3 乾燥地の将来気候
第3章 乾燥地の放牧地生態系
3-1 放牧地における温暖化の影響  
3-2 モンゴルの草原と気候変動  
3-3 放牧地生態系の気候変動適応策  
第4章 乾燥地農業 
4-1 耕作地における温暖化影響 
4-2 スーダンの灌漑コムギと気候変動
4-3 気候変動適応に向けて
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目次詳細は丸善HPで閲覧出来ます。