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ササゲの簡便な世代促進栽培方法を確立しました。

Cowpea speed breeding using regulated growth chamber conditions and seeds of oven-dried immature pods potentially accommodates eight generations per year
Offiong Ukpong Edet and Takayoshi Ishii

Journal: Plant Methods


 ササゲは乾燥地で栽培され食されており、乾燥地の食料安全において非常に重要なマメ科作物です。また、ササゲはこれまで研究があまり行われてこなかった無視作物でもあります。植物を改良するためには長い年月が必要です。本論文ではササゲの促成栽培法を開発しました。1年間に8世代のサイクルを可能にしました。開発した方法は胚培養やその他高度な技術、高価な機材を必要とせず、受精後11日の未熟な鞘を39℃の高温状態で2日間乾燥させることで達成する事ができました。よって、本方法はササゲの改良のための基盤技術を提供する発見となりました。