各種成果報告

黄砂シンポジウムを開催(グローバルCOEプログラム「乾燥地科学拠点の世界展開」)

 

グローバルCOEプログラム「乾燥地科学拠点の世界展開」では、平成24年2月18日(土)に、米子コンベンションセンターBiG SHiPにおいて、黄砂シンポジウムを開催しました。

このシンポジウムは、乾燥地研究センター、農学部、医学部などが実施しているグローバルCOEプログラムの研究のうち黄砂研究の成果発表を中心に、一般市民も対象として、プログラムで実施している乾燥地研究への理解を深めてもらうことを目的として開催しました。

始めに、プログラムの拠点リーダーである恒川篤史乾燥地研究センター長が、「鳥取砂丘から世界の乾燥地科学へ」と題して特別講演を行い、「乾燥地とは?」、「砂漠化とは?」といった内容から乾燥地科学研究の発展について分かりやすく説明を行いました。

続く成果の発表は第1部と第2部で構成され、第1部では、黄砂の発生源とその対策についての研究発表があり、第2部では、黄砂の生体(動物、ヒト)への影響に関する研究発表がありました。発表では、2000年以降に黄砂はなぜ日本で増えたのかといった話題や、健康問題といった黄砂が我々に与える影響など、黄砂研究の成果が身近な問題として取り上げられ、参加者は熱心に聞き入っていました。

最後に、パネリスト全員で討論があり、今後の黄砂研究における課題の提起や、乾燥地研究における農学と医学による連携といった学際的な研究の必要性についての発言がありました。




熱心に発表を聞く参加者

 

 

 

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