乾燥地研究センターは、農林水産省の「国際植物防疫年2020オフィシャルサポーター」に認定されました。



 国連食糧農業機関(FAO)によると、世界の食料の80%以上が植物由来で、このうち20~40%が病害虫の被害で失われているとされています。このため、FAOおよび国際植物防疫条約(IPPC)事務局は、飢餓や貧困、環境の保全、経済発展などの重要な課題に取り組むためには、植物病害虫の新たな地域へのまん延を防止することが重要であると訴えています。

 国連は、植物病害虫のまん延防止の重要性に対する世界的な認識を高めることを目的に、2020年を「国際植物防疫年2020(International Year of Plant Health 2020:IYPH2020)」に定めています。農林水産省では、国際年の取り組みの一つとして、その周知活動を行う組織を認定しており、乾燥地研究センター(担当:乾燥地植物資源バンク室)もオフィシャルサポーターとして協力しています。

 乾燥地研究センターでは、以下の内容に取り組みます。
・ 乾燥地植物資源バンク室HPにおいて、国際植物防疫年2020のロゴおよびWebサイトのリンクを紹介し、国際植物防疫年2020の趣旨や植物防疫の重要性を周知します。
・ 教職員および学生に対して、植物防疫に関するセミナーを開催します。

 詳しくは:
・国際植物防疫年2020
 https://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/keneki/iyph/iyph.html
・国際植物防疫年2020オフィシャルサポーター制度
 https://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/keneki/iyph/iyph_os.html