作物の耐乾性を飛躍的に向上させる化合物の開発に成功した論文が、妻鹿特命助教が参画する国際共同研究チームによって、Scienceに発表されました。


“Dynamic control of plant water use using designed ABA receptor agonists”
(設計されたABA受容体アゴニストを使用した植物の水使用の動的制御)
DOI: 10.1126/science.aaw8848



 鳥取大学乾燥地研究センターの妻鹿良亮特命助教が参画する国際共同研究チームは、作物の耐乾性を飛躍的に向上させる化合物の開発に成功しました。開発した化合物を投与することで、様々な植物の耐乾性や節水性を付与することができ、乾燥地や水利用が限られる地域での作物生産や植物栽培が可能になることが期待されます。
 本研究は、宇都宮大学バイオサイエンス教育研究センターの岡本昌憲准教授、カリフォルニア大学リバーサイド校のショーン・カトラー教授らを中心とする国際共同研究チームによる研究成果として、米国科学誌「サイエンス(Science)」のオンライン版で、令和元年10月25日に公開されました。