木村准教授と森山准教授(長崎大)の論文がJournal of Agricultural Meteorologyに掲載されました。


Determination by MODIS satellite-based methods of recent global trends in land surface aridity and degradation
(MODIS衛星データを用いた近年の地表面の乾燥度や荒廃度の全球トレンド解析)


 2000年から2017年までを対象に全球の乾燥度や荒廃度を衛星データのみで抽出する方法を提示しました。一般的な乾燥度指数は気候学的な指標ですが、本論で提示した方法は地表面の実際の乾燥度合いを示すものです。現実の乾燥度は気候学的な指標と比較すると、極乾燥地で増加、その他の乾燥地域では減少傾向にありました。荒廃地は、この期間の平均で13.5×106 km2 (全陸地面積に対し9.2%)ですが、年々減少傾向であることを示しました。




地表面の実際の乾燥度合いの分布