本研究は本学医学部と共同で行っており、JICAの草の根技術協力事業「マニラ首都圏低所得者層地域における生活の質改善を目指した糖尿病予防プロジェクト」としても採択されています。マニラの低所得者層地域において、2型糖尿病患者の生活の質(QOL)がHbA1c値(糖尿病の指標のひとつ)や血糖値に関する知識と関連していることがわかり、コストのかからない持続可能な糖尿病管理に寄与することが期待されます。また、HbA1c値はう蝕(いわゆる虫歯)の指標とも関連していることがわかり、う蝕の予防には適切な血糖管理が必要となる可能性が示唆されました。
現地糖尿病クリニックでの検診イベント