モンゴルでは、家畜による被食とその草地管理が重要な課題です。本研究では、家畜の被食が植物の生育や維持に重要なアーバスキュラー菌根菌に与える影響を調べました。イネ科植物の減少に代表される家畜による植生の劣化にともなって、最も優占する菌根菌種が減少し、菌根菌の群集構造も変化することが明らかになりました。