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国連砂漠化対処条約発効10周年を迎えた本年、2006年は、国連により「砂漠と砂漠化に関する国際年 (International Year of Deserts and Desertification: IYDD) と定められています。IYDDの目的は、深刻な干ばつや砂漠化に苦しむ国、特にアフリカにおける砂漠化によって被害を受けている人々に対して、国際社会の認識を高めることです。
世界の乾燥地は、地表面積の40%以上を占め、そこには世界人口の3分の1にあたる20億人近くが暮らしています。乾燥地に住む人々の大半にとって、生活は厳しく、将来の見通しも安定していません。また貧困、持続不可能な土地管理、そして気候変動は世界中で、乾燥地を砂漠へと変えています。その砂漠化がまた、貧困をさらに悪化させたり、新たな貧困を生み出したりしているのです。乾燥地の10%から20%はすでに劣化しているとの推計も出ています。特に問題が深刻なサハラ以南アフリカや南アジアでは、乾燥地の劣化が極端な貧困と飢餓の根絶にとって大きな障害となっており、環境の持続可能性確保への取り組みを危機にさらしています。
世界各国の政府が2015年までに達成を約束しているミレニアム開発目標の実現にも、砂漠化の進行は大きな意味合いを持っています。IYDDはまた、世界の砂漠の持つ脆弱な美と独特の遺産をたたえる機会ともなります。その独特の自然生息地には多様な生物相がみられ、世界の最古の文明の発祥地でもあるのです。
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