乾燥地・半乾燥地は今なお貧しい地域が多く,人口の急増に伴う砂漠化や食料不足に悩まされている地域が少なくありません。砂漠化を防ぎつつ食料の増産を図るには,灌漑や施肥といった農作業に対する土壌や植物の応答を正確に予測する必要があります。それらの予測には土壌物理学が研究対象とする土壌中の水と溶質の挙動に関する知見が不可欠です。土壌物理学の知見の集大成である土壌物理シミュレーションソフトウェアを専門外の人でも使いやすく改良し、マニュアル等を整備した上、海外にも無償配布し、塩分管理や肥培管理も考慮した灌漑スケジューリングを普及させたいと考えています。
 具体的には、以下のような研究を進めています。


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[ 土壌物理学とは ]