出力ファイル
ファイル名はいずれも条件設定ファイル名の後ろに括弧内を追加した名前です。
// 必ず作成される出力ファイル //
以下のファイルが条件設定ファイルと同じフォルダに作成されます。
- 終了時の水分分布データ(_profile.out)
(逆解析の場合,最適値における)終了時の水分分布データの他,水収支などの情報が記録されています。
- 観測点における経時変化データ(_observation1.out)
(逆解析の場合,最適値における)観測点の水分,圧力水頭,溶質濃度および温度と,積算流出量の経時変化の数値解が記録されています。
- 水フラックスの積算量(_flux.out)
(逆解析の場合,最適値における)積算流出量,積算蒸発量および積算浸入量の経時変化の数値解が記録されています。
- 土壌水分移動特性(逆解析の場合,その初期値)
土壌水分保持曲線および不飽和透水係数関数のパラメータ値が[土壌名 + ".dat"]というファイル名で保存されます。これは再実行する場合のデータファイルにもなるため,別のコンピュータに条件設定ファイルをコピーする際には,実験データファイルとともに,これも忘れずにコピーしてください。
// 逆解析モードの場合に作成されるファイル //
- 土壌水分保持データ (_RetData.out)
得られた土壌水分保持データが記録されます。
- 直接法による不飽和透水係数
多段流出法の個別型もしくはテンシオメータ使用型蒸発法の場合に,フラックス分布および圧力水頭分布が線形と仮定した直接法による不飽和透水係数データが[条件設定ファイル名 + "_direct_K.out"]というファイル名で保存されます。
- 逆解析データ(_IPE.out)
初期値から最適値に至るまでの途中におけるパラメータベクトルと,それに対する目的関数の値などが記録されています。
// XYGrapherと連携させた場合に作成されるファイル //
ボタンをクリックした場合
土壌水分保持関数のパラメータと離散データのテキストファイルが[土壌名 + "_swrc.txt"]というファイル名で"SoilProperties"フォルダに,XYGrapherのグラフ設定ファイルが[条件設定ファイル名 + "RetCurve.fig"]というファイル名で条件設定ファイルと同じフォルダに保存されます。
ボタンをクリックした場合
不飽和透水係数関数のパラメータと離散データのテキストファイルが[土壌名 + "_uhc.txt"]というファイル名で"SoilProperties"フォルダに,XYGrapherのグラフ設定ファイルが[条件設定ファイル名 + "_K_Curve.fig"]というファイル名で条件設定ファイルと同じフォルダに保存されます。
- メニューで出力→経時変化をクリックした場合
最適値における数値解と実測値の比較図のグラフ設定ファイルが,[条件設定ファイル名 + "_Outflow&Pressure.fig"]というファイル名で条件設定ファイルと同じフォルダに保存されます。
- メニューで出力→水分分布をクリックした場合
最適値における水分分布の数値解のグラフの設定ファイルが,[条件設定ファイル名 + "_profile.fig"]というファイル名で条件設定ファイルと同じフォルダに保存されます。
// その他 //
以下のファイルが条件設定ファイルと同じフォルダに作成されます。
- 「上記の時間間隔で鉛直分布も記録」チェックボックスをクリックした場合
アニメーション表示用のデータファイルが[条件設定ファイル名 + "_history.lzh"]というファイル名で保存されます。