Calculatorユーザーズマニュアル

はじめに
本ソフトウェアは,1行で表現できる簡単な数式の値を計算するソフトウェアです。以下に示す初等関数を用いることができます。

絶対値 abs( )
指数 exp( ) 平方根 sqrt( )
自然対数 ln( ) 常用対数 log10( )
誤差関数 erf( ) 余誤差関数 erfc( )
正弦 sin( ) 逆正弦 arcsin( )
余弦 cos( ) 逆余弦 arccos( )
正接 tan( ) 逆正接 arctan( )

本ソフトウェアでできる計算は表計算ソフトでも可能ですが,表計算ソフトの起動には若干時間がかかりますし,リソース(メモリ)を多量に必要とします。素早い起動とメモリの節約が本ソフトウェアの存在価値です。

入力方法
ExcelやLotusなどの数式入力方法と基本的に同様です。
使用可能な演算子は、四則演算( *, /, +, - )とべき乗( ^ )です。
括弧は(, ), [, ], {, }が使用可能です(順序や使用回数は自由)。
スペースは入れても入れなくても構いません。また,大文字,小文字は区別されません。

演算の実行順序
1 つの数式にいくつかの演算子がある場合は、次の表に示す順序で演算が実行されます。計算される順序を変更するには、最初に計算する部分をかっこで囲みます。

演算子 内容
- 負の数 (-1 など)
^ べき算
* と / 乗算と除算
+ と - 加算と減算

変数
5個以下の変数を用いることができます。変数名には半角英数字のみが使用でき,文字数は自由ですが,半角アルファベットで始まらなければなりません。大文字,小文字は区別されません。変数を用いて式を記述すると,下の表に変数が登場順に並べられますので,対応する数値を入力して下さい。この機能は,次の式保存機能と組み合わせ,頻繁に使用する式に適用すると便利です。

式の保存と削除
式の入力後,[Register]ボタンをクリックすると,本ソフトウェアのインストールディレクトリにあるExpressions.txtというテキストファイルに式が保存されますので,過去の式を容易に再利用できます。再利用するには,入力ボックスの右端の▼ボタンをクリックして式を選択してください。 インストール時に既にいくつかリストされていますが,それらが数式の入力例です。
式の前に半角の":" (コロン)を入れておくと,その前(左側)の文字列は式として認識されません。式の説明をそこに書くことができます。
また,選択後,[Register]ボタンのキャプションが[Delete]に変わります。それをクリックするとレジストリから式が削除されます。


著作権およびユーザーサポート
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